縁巻きの継ぎ方
竹籠や笊の縁巻きは、数ある作業工程の中でも最も緊張を要する仕事です。精神を集中して作業していても、縁巻き用ヒゴの両端が擦り切れたり、ヒゴとヒゴとの間に隙間が発生したりするだけでなく、最悪の場合は切れることもあります。縁巻きの場合は、一本の長尺ヒゴで巻き終えると、すっきりした感じになりますが、途中で止む無く継ぐことになりますと、慣れない間はその継いだ場所がなんとなく歪な状態になりやすいです。縁巻きを継ぐ時のポイントは5点あります。1点目は、今まで巻いてきた縁輪の右側一つ先にフチマキの道具を籠や笊の手前(皮側)から向う側(身側)に差し込み、先端を三角形に削った新たなヒゴの身側を上に、皮側を下にして、このフチマキに沿って手前から向こう側へヒゴを送り出す。2点目は、送り出した新しいヒゴの先端を左側の縁輪の隙間に差し込む。3点目は新しく差し込んだヒゴを縁輪にぴったりと密着させ、この上に今まで巻いてきた古いヒゴをかぶせる。4点目は、新しいヒゴをかぶせた古いヒゴの先端をフチマキに沿って籠や笊の向こう側(身側)から手前(皮側)へ新しいヒゴの下をくぐらせて引き出す。5点目は手前に引き出した古いヒゴの先端を籠や笊の巻きヒゴ、あるいは立竹の中に強く引き込んで切断する。このようにしますと、縁巻き用ヒゴを継いでも、あまり違和感は残りません。ヒゴ継ぎでの違和感をなくすコツは、新しいヒゴの先端近くのヒゴの幅を今まで巻いてきたヒゴの幅よりも少し狭くして、古いヒゴをこの上にピッタリかぶせることです。そうすれば、継いだ跡が目立たなくて済みます。縁巻きヒゴの継ぎ方に悩んでおられる方の参考になれば幸いです。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
























































最近のコメント